人造ネコ 第14回 敵の正体!秘密結社(まだ未定です、これから考えます)!
「ネコー、うしろー!」
「分かってる!」
光弾がきらめき、蒸気人間の体に吸い込まれていく。かん、という甲高い音。直後、蒸気人間は粉々に爆発した。今日もまた、新發田の平和は守られたのであった。
「ちっ…。」
「むぅー。どうしたのー?ネコー。」
「あのガラクタども、少しづつだが強くなってきていやがる。」
「あんばいわるいねぇー。むぅー。」
蒸気人間たちの金属皮膚は固さを増し、以前は貫通していたネコの光弾も最近は受け止めるようになってきた。なかにはバーリヤで光弾を完全に無力化してしまうものまで出てきている。そういった蒸気人間であっても、相変わらず接近戦には弱いので、バッタンが近づいて超振動カッターで倒すことができるのが救いであった。
「私の超振動カッターとて、いつ通用しなくなるか分からない。困ったものだな、ネコ。」
「バッタンもー、なんだか珍しく弱気だねー。」
「バッタンちゃんかわいそぅ…。」
「案ずるなかれ、マイマスター。いかなる蒸気人間が出現しても、この人造バッタン、必ず倒してご覧にいれましょう。」