2010-01-01から1年間の記事一覧

移転します

突然ですが思い立ったのでライブドアに移転します。http://blog.livedoor.jp/manilasaku/こちらはこのまま放置します。はい。

ミルキィローズVSキングギドラ20

201X年 円盤付近 「私の名前はタイター。」 「マクフライ。」 「朝比奈みくる、日本人です。」聞いてもいないのに彼らは自己紹介を始めた。「水無月かれんです。」 「ミルクミル。」「おお、キュアアクアとミルキィローズ。お目にかかれて光栄です。プリ…

ミルキィローズVSキングギドラ19

201X年 円盤付近後ろからひづめの音がしたので振り返ると、馬(?)に乗ってミルクがやってくるのが見えた。2人がけの鞍を馬(?)に載せて、迎えにきてくれたのだ。円盤は相変わらずアイドリングを続けている。こちらの呼びかけに答えてくれたが、それ…

プリキュアの資格

寂しくなんかないわ=寂しいです 私がやらなきゃ、ダメなのね=誰か助けて 二度と誘わないで=お願い誘って 私、なぜ、なれなかったの…=なる気マンマンですかれんさんはこの話の後、急転直下でデレてアホの子になっていくのでした…。

やすらぎのキュアミント!

みなさんおひさしぶしです。Taimaiです。 BS11でプリキュア5の再放送が始まっていますね。実は中盤の話をほとんど見ていなかったりするので、とても楽しみに毎週見ています。もうすでに4話時点でかれりん確執の伏線が張られていたり、2010年現在の…

ミルキィローズVSキングギドラ18

201X年 円盤付近わたしは円盤の近くで馬(?)を降りてPGF隊員に引き渡した。ここからはわたし1人だ。拡声器のスイッチを入れる。ファウーン。サイレンが鳴った。かなり恥ずかしい。顔が熱くなるのがわかる。気を取り直して、音量を確認しトリガーを引…

ミルキィローズVSキングギドラ17

201X年 超時空跳躍母艦MOTHER 指令室「カメラ、ズームします。」 「あれは、キュアアクアだな。こちらに向かってくる。」 「なん…だと?記録ではこの期間パルミエにプリキュア5はいないはずだ。だからこそ、ハイパーキャッチ光線でシロップを捕ら…

ミルキィローズVSキングギドラ16

これが円盤に攻撃を仕掛けるのであれば、戦力の分散を避けてわたし、ローズ、PGFと手持ちの全力をぶつけるべきなのだが、今はその時ではないということだ。交渉役という危険な役目には、ある程度自分の身を自分で守る能力のある者がよい。わたしかローズ…

ミルキィローズVSキングギドラ15

「ミルクだけで心配なら、わたしも行くわ。」ちなみにわたしはパルミエ王国の内政事項であるPGFの行動について干渉することはできない。協力の要請に対しての諾否を表明することと、行動に対してわたしから協力を申し込むことができるのみだ。「ナツ…。ナ…

ミルキィローズVSキングギドラ14

「そうココね。しばらく円盤の動きを見て、部隊の増減をすればいいと思うココ。」 「ちょっと待ってほしいミル。本当にこのまま待つだけでいいミル?」ミルクが発言する。パルミエ王国最強の戦力であるミルキィローズには、PGFの運用、作戦、指揮について…

ミルキィローズVSキングギドラ13

やがて、ココの本隊が到着し、先発隊の報告を元にして、円盤を取り囲むように布陣した。天幕の入り口の両側に二本の国王旗が掲げられ、ココとナッツの在陣を示す。「それではナッツ、状況を説明してほしいココ。」先発隊の指揮官であった(本隊に合流したの…

ミルキィローズVSキングギドラ12

「あの円盤に、誰か乗っているのかしら?」今見たかぎりでは、窓やドア、乗り込むためのハシゴなど人が乗っていることを示す物は見つけられなかった。あれは中に誰もいない、無人で遠隔操作される円盤なのだろうか。ミルクが呼びにきた。天幕と馬(?)をつ…

ミルキィローズVSキングギドラ11

201X年 パルミエ王国 領内先発隊は円盤の全体が見渡せるよう、少し離れたところに馬(?)を停めた。円盤がすぐに動き出す気配はない。「すごく…大きいわね。」円盤の直径は100m以上あるように見える。わたしは望遠鏡で円盤の細部を観察する。表面は…

ミルキィローズVSキングギドラ10

201X年 パルミエ王国 王宮シロップは予定の時間を過ぎても来なかった。シロップといえども、空を飛んでくるのだ、天気によって少し遅れたりすることがあっても仕方がない。だが、昼が過ぎても、夕方になってもシロップは来なかった。何かあったのだろう…

ミルキィローズVSキングギドラ9

その異様な星は空に静止した。そして星はさっきよりも明らかに大きくなっている。どんどん近づいてきているのだ。やがて星の輪郭がはっきりしてくる。お皿を逆さまにふせた形の円盤に、台座のついた物体だった。そんな物体は絶対に星ではない。お皿と台座の…

ミルキィローズVSキングギドラ8

西暦201X年 パルミエ王国その星の異様な挙動に気がついたのは、王宮で暦を作るために毎日星を眺める役目の者だった。その星は突然空に現れた。そして瞬きもせず、白い光を放ちながら西から東へ滑るように移動し始めた。星は東から登って西に沈む。パルミ…

ミルキィローズVSキングギドラ7

「疲れたミル…。そうミルよね。いつも甘えてばっかりで、ごめんミル。」 「ミルク、それは言わない約束よ。これくらい平気よ。それに…。」 「それに、なにミル?」 「いまわたしはミルクに甘えているわ、たっぷりと。これでお互いさまね。」ミルクの手が止ま…

ミルキィローズVSキングギドラ6

バルコニーでミルクに髪をとかしてもらう。ほほに当たる夜風が気持ちいい。グレープジュースとグラスは清水で冷やしてあり、飲めばからだのほてりを冷ましてくれる。星の光と町の光が、天と地に2つの星空を作り出す。パルミエの星座は知らないが、星空の美…

ミルキィローズVSキングギドラ5

ちゃぷ、ちゃぷん。体を動かしたあとのお風呂は気持ちがいい。左手を右肩から指先に滑らせる。防衛隊の基本的な戦い方は、ナイトメアやエターナルの幹部クラスの敵を圧倒的多数で包囲して、力まかせに押しつぶすというものだ。騎馬(?)隊は敵の退路を断つた…

ミルキィローズVSキングギドラ4

わたしも最初は断った。ココとナッツの考えは理解できるのだが、共感はできなかった。人と人は必ず分かりあえる。戦いは何も産み出さない。全てを奪っていくだけだ。「ココも分かりあえるって信じたいココ。でも、それはかれんたちの世界が長い歴史の中でい…

題名未定3

西暦201X年 パルミエ王国 王宮防衛隊はキュアアクアの撃退に成功した。わたしは負けた。結局のところ、最初から負ける想定になっていたし、それをわたしは知っていた。発足したばかりの防衛隊に自信をつけさせるために、そこそこの力で戦ってあげてそこ…

題名未定2

西暦201X年 パルミエ城外パルミエ王国は、ヨーロッパや中国の中世都市のように城壁に囲まれている。さらにその周りは国名の由来ともなったパルミエの林に囲まれている。ナイトメアが攻めてきた時にどちらもかなりの被害を受けたが、今ではだいぶ以前の姿…

題名未定

西暦221X年 パルミエ北方800Km 北の冷たい海、その海底付近を1隻の潜水艇が進んでいく。潜水艇の名前は「ケルマディック」。ケルマディックはあるものを探すためにこの海に潜った。そして、それはたやすく見つかった。なぜならば、それそのものが…