ミルキィローズVSキングギドラ14

「そうココね。しばらく円盤の動きを見て、部隊の増減をすればいいと思うココ。」
「ちょっと待ってほしいミル。本当にこのまま待つだけでいいミル?」

ミルクが発言する。パルミエ王国最強の戦力であるミルキィローズには、PGFの運用、作戦、指揮についての発言をする権利が認められている。

「このまま待つだけではなくて、こちらから呼びかけてみてはどうミルか?こちらが敵ではないことを呼びかけてみるミル。何か応えてくれるかもしれないミル。」
「呼びかけるとして、誰がやるナツ。危険ナツ。」
「ミルクが行きますミル。ミルキィローズに変身すれば多少のことは平気ですミル。」
「そうかもしれないナツが…。」
「まあ、ナッツ。確かに、円盤の意思がわからなくてココたちが不安になっているのと同じように、円盤のほうもココたちを不安に思ってるかもしれないココ。だから、ミルクのいうようにココたちの意思を円盤に伝える、というのも悪い案ではないと思うココ。」
「そうですミル。女は度胸、どーんと行ってきますミル。」

ミルクが腰に手を当てて得意そうにのけぞる。あまりにのけぞりすぎて後ろに倒れそうになり、あわてて上体をもとに戻す。それを見てクスッと笑ってから、わたしが発言する。