2006-01-01から1年間の記事一覧

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

沈黙が2人を包み込む。最初にその沈黙を突き破ったのはキリヤであった。本を閉じ、ゆっくりと口を開く。「ごきげんよう、美墨、亮太君。」 「こんにちは、入澤先輩。」 …僕のことをちゃんと覚えていたみたいだ。入澤キリヤ、多分僕の恋敵。くやしいけど結構…

[プリキュア]なにはなくともこれだけは

今年はなにもできそうにありませんが、これだけは言わなくてはなりません。美墨なぎささん、お誕生日おめでとうございます。

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

なんで今日に限って入澤キリヤがタコカフェにくるんだよう!しかもなんでお持ち帰りじゃなくてここで食べていくんだよう!あ、こっちに気がついた。でも別の席に座った。当たり前か。別に僕と一緒の席で話なんてする必要ないもんなぁ。それにしても、ひかり…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

昆布出汁と小麦粉の混合液をひかりはバケツから柄杓を使って粉注ぎに移した。鉄板が十分に熱せられていることを確認して手早く油を塗る。そして粉を多めに流し込み、大きくぶつ切りにした蛸を手際よく粉に入れていく。続いて揚げ玉を入れる。かつん、かつん…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

呻き声が寝所に小さく響いている。寝台が小刻みに揺れる。二匹の獣が寝台の上にいた。声にならない呻き声を上げていたのは、長い耳を口の中に押し込まれ、ポルンに組み敷かれたルルンだった。 ポポ…。どうしてポポ。許せないポポ。 ポルンはこの光の園の王子…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

全てを食い尽くし、飲み込むことを諦めたドツクゾーンの知識層(プリキュアとの戦いのさなかで虹の園を垣間見た者たちが主である)は、ドツクゾーンを全てを生み出すことのできる世界とするためにインフラストラクチャーの整備を進めていた。 各種の開発の中…

スプラッシュスター第16話

すいませんひと言言わせてください。戦闘のときの篠原先生と健太、そして優子りんの扱いはまずくないですか。気絶した3人を脇に運ぶとかそういう描写が今日は全くありませんでした。健太は起きたときのフォローがあったからまだいいものの、篠原先生と優子…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

「行ってきます!」 僕が通っているのはお姉ちゃんやほのかさんが通っていたベローネじゃなくて、市立の若葉台中学校だ。ベローネはああ見えてかなりレベルの高い学校で(お姉ちゃんはベローネのビリだけど、若中だったら真ん中ぐらいだ)、僕は受かることが…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

「ひかりさん、今の見ましたか…?」 姉とその友人が光線を放ち、怪獣と怪人を退治したのを見て驚かない弟はいない。変身が終わってからの一部始終を見た亮太は、立ち上がってなぎさとほのかのもとへと駆け寄った。「お姉ちゃん!今の、いや、っていうか何そ…

スプラッシュスター第14話

満と薫。あの態度や弁当を忘れたりするのは計算づくでやっているような気がします。ドロドロン(偽スパイダーマン)に「結構楽しいわよ?私たちプリキュアと友達になったの。」なんて言ってます。 もともと友達という概念を知っていて、その上で咲と舞を試し…

思えば遠くへきたもんだ

6月で当サイト、マニラ索は3周年を迎え4年目に突入します。最初の頃はぴちぴちピッチや世界の艦船の感想なんか書いてますね(笑)これからもぐだぐだ続いていきますがどうぞよろしくお願いします。

お絵かき掲示板のこと

どうも自然消滅した模様です。60日間更新がないと自然消滅するみたいです。需要がないようなのでこのまま復活しません。いままで利用してくれた方、ありがとうございました。

人造ネコ第15回 襲撃!大幹部ケルノノス!

蒸気人間の出現を受けて、新發田16連隊では新發田鎮撫隊の出撃準備が行われていた。指揮車には初瀬川少尉と甲斐少尉が乗り込んでいる。甲斐はまた日本帝国陸軍の制服を着ている。それが初瀬川には非常に嫌味に見えた。(あんたの身分は秘密なんでしょ?だ…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

「ええい、闇の力だと?そんなものは恐れるに足らぬ!地獄ポルン、やつらを闇に帰してしまえ!」 「分かったポォポォ。やっつけるポォポ!」 「そうだ、奴らを倒せば貴様には所領が下賜されるぞ!」「最低ね・・・。」 「ブルー、どういうこと?」 「私たち…

スプラッシュスター第11話

今回はフラッピと咲ちゃんのお話でした。とてもいいお話で、非の打ち所がないというか。この丁寧さがスプラッシュスターの味なんだと思います。 本気とか言っていたモエルンバは普通にやられてしまいました。奴の本気ってなんなんでしょう。 話は変わって、…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

注:今回はいつもに増して長いです。 バルデス・ジャアクキングが倒れた後、光の園、虹の園、そしてドツクゾーンは危ういバランスを保ちながら、互いを呑み込むことなく3つとも存在していた。ドツクゾーンにおいても、かつてプリキュアに倒された者たちが徐…

スプラッシュスター第10話

スプラッシュスターもなんと10話を数えました。もうすぐ1クールが終わります。ここでストーリーにひと山欲しい気がします、というのは欲張りすぎでしょうか。 そんなわけで、今週(もしかしたらもう出ていたけれども私が気づかなかっただけかな)仁美と優…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

「ほのかさん!お姉ちゃん!いい加減にしないと!早く逃げよう!」 「亮太!」 「亮太君!」 僕は呆然と立ち尽くしているほのかさんとお姉ちゃんの方向へ走り出した。距離はそんなに遠くない。2人の手を引っ張ってでも、この危険な場所から逃げ出すんだ!「…

スプラッシュスター第9話

やっとこさ観ることができました。なんだか頭身が高くて大人っぽい咲ちゃんたちです。 お話は安藤さんと宮迫くんの話に終始してしまい、プリキュアの2人がそこに絡むくだりが薄かったのがちょっと残念でした。ウザイナーとの戦い(プリキュア)と人形劇(委…

スプラッシュスター第8話

萬國プリキュア条約第九条:第8話では2人の間に何らかの問題が発生して気まずくならなくてはならない。 仲のいい友達と、自分に懐いてくれる妹がけんかと言うかそういう状態になったら、口を挟みたくなりますよね。所詮は他人の家のこと、と割り切ってしま…

人造ネコ第15回 襲撃!大幹部ケルノノス!

「はぁはぁ…もう歩けませんわぁ…。こうなったら、ここでいいですわ…。ちょうど交差点で、なんだか銅像も建っているし目立ちそうですわ、そうですわぁ、ここにしましょう。」そこは新發田上町、通称第4銀行前交差点であった。未来は胸の前で印を組み、何か呪…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

「いたぁ!お姉ちゃん!ほのかさぁん!!」 「亮太!」 「亮太君!」 「遅かったじゃない、いったいどうしたのよまったく。」 「ハァハァ。うっ、説明している暇はないんだよ!なんだか変な奴らがお姉ちゃんと、ほのかさんと、ひかりさんのことを探してるんだ!…

スプラッシュスター第7話

全て耳内で熱に変わるのだ。無駄に熱に変わる奇跡のしずくのエネルギー、もしそれが冷却されず耳内にあふれたら。 なんだか先日欧州動乱1947を読んだばっかりなので、冒頭、妙にエネルギー不滅の法則とかそういう単語がよぎってしまいましたよ。フラッピ…

人造ネコ第15回 襲撃!大幹部ケルノノス!

新シ写始発の普通電車が、日本帝国標準軌間1,435mmのレール上を走って国鉄新發田駅に到着した。所要時間は約30分である。「わたくしがボタンを最初に押すのですわぁ。」1人の少女が、前にいる2、3人を押し分けてドアの開閉スイッチを押す。なんで…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

もうすぐ公園だ。やっぱり緊張してきたなあ…。ちゃんとほのかさんはいるのかなあ…。だいぶ遅くなっちゃったから、帰っちゃったかも…。ううん、きっとお姉ちゃんがうまくやってくれてるはずさ。お姉ちゃんを信じよう。「ぐわぁああああっ!」 若葉台公園を目…

スプラッシュスター第6話

「さあみのりちゃん、おじさんと一緒に行こうか。」 う わ ぁ 。ロリ親父登場です。「ドライブもボートもしっかり楽しんだか?」 どこから見てたんですかこのストーカーは。 なんだか今日は変な妄想の膨らむ話でした。私の心が汚れているからでしょうか。そ…

人造ネコ 第14回 敵の正体!秘密組織NSG!

加筆修正を加えてアップしました。人造ネコの「最新」か「第14回」から読めます。 いよいよ敵、日本帝国制覇を狙う秘密組織NSG(ニイガタ・セレブリティ・ガールズ)が登場して盛り上が…。そしてどんどん増える厨設定の数々。これからもユルくてイタい…

ふたりはプリキュア 又プラッシュ※又ター

「あれー?おかしいなあ…。」 「どうしたの、なぎさ?」 「う、うーんと、えーと。なんでもない、あはは…。」 (亮太ったら、どこにいったの?ちゃんとあたしはほのかをここまで連れてきたのに…?) 亮太は姉なぎさに、今日の夕方、ほのかと一緒に下校して若…

スプラッシュスター第5話

だんだんと、なぎほの2部作との違いが明確になってきたような気がします。前2部作は美墨さん雪城さん2人が主題で、徹底的にそれを描いていた印象を受けます。それに対して今作は2人以外の周辺との交わりも重視して描いていくような印象を受けています。…

人造ネコ 第14回 Eko,Eko!大蔵修子!

「最近、県民陸軍が私たちのゴーレムを圧倒し始めるようになりましたの。」 「それは本当ですか、修子様!」 「嘘をついても仕方がないわ。御覧なさい。この前ゴーレムが最期に電送してきた写真よ。」 そこに写っていたのは、高速振動刃をきらめかせながら今…