ミルキィローズVSキングギドラ7

「疲れたミル…。そうミルよね。いつも甘えてばっかりで、ごめんミル。」
「ミルク、それは言わない約束よ。これくらい平気よ。それに…。」
「それに、なにミル?」
「いまわたしはミルクに甘えているわ、たっぷりと。これでお互いさまね。」

ミルクの手が止まった。わたしは振り返り、ほほえんでウインクする。ミルクは真っ赤になって、けらけらと笑いだした。

「そうミルね。たしかにかれんは甘えん坊さんミル。」
「ええ、そうよ。わたしはこう見えて甘えん坊さんなの。覚えておいてね、ふふ。」

わたしとミルク、2人の笑い声が星空に吸い込まれていく。こんな時間がずっと、未来まで続けばいいのにと思った。