題名未定2

西暦201X年 パルミエ城外

パルミエ王国は、ヨーロッパや中国の中世都市のように城壁に囲まれている。さらにその周りは国名の由来ともなったパルミエの林に囲まれている。ナイトメアが攻めてきた時にどちらもかなりの被害を受けたが、今ではだいぶ以前の姿を取り戻したようだ。

林を越えた先にはパルミエ平原が広がっている。安らぎの緑の大地では、ささやかながら農地の復興と開拓が始まっていた。

今、わたしがいるのはそこから少し離れた荒れ地だ。視界を遮るものは何もない。何もないから、彼らが動いているのをすぐに見つけることができた。密集隊形のファランクス、わたしたちの世界から得た新技術、鞍と鐙を装備した騎馬(?)隊。

パルミエガーディアンフォース(PGF)、通称防衛隊の遊撃部隊だ。陣形は鶴翼、城壁を守るように布陣している。今日のわたしは彼らを突破して、パルミエに襲いかかるコンキスタドーレスの役だ。

「さあ、どこまで持ちこたえられるかしら。楽しみね。」

あら。こんなはしたないセリフを言ってしまうなんて。状況が人を作ってしまうっていうのは本当なのね。だったら、今日はとびっきりの悪役を演じてみようかしら…。とびっきりなんて、うららみたいね。

城内から花火が上がった。状況開始の合図だ。わたしは水の矢を何本もつがえた。十二束三伏、弓はつよし。よつぴいてひやうど放つ。なぜか平家物語の、扇の的を思い出した。

プリキュアサファイアアロー!!」

題名未定

西暦221X年 パルミエ北方800Km


北の冷たい海、その海底付近を1隻の潜水艇が進んでいく。潜水艇の名前は「ケルマディック」。ケルマディックはあるものを探すためにこの海に潜った。

そして、それはたやすく見つかった。なぜならば、それそのものが非常に巨大であったからだ。ケルマディックのサーチライトがそれを照らす。金色の巨大な怪獣、その一部が暗い海の底に浮かび上がる。

「なんという大きさだ。それに、首が2つも。」
「いいえ、本当は3つ。」
「3つ?」
「はい。ミルキィローズとの戦いで、キングギドラは首を1つ失いました。」
キングギドラミルキィローズが戦ったというのか。」
「そうです。21世紀の初めに。」

人造ネコ 第16回 人造動物!対!箕面未来!

 バッタンは真亜子たちの元に戻り、状況を伝えた。蒸気人間から「人質」を引き剥がして解放しようとしても、人質から蒸気人間の方に戻ってしまう。どうやら「人質」には逃げる意思がないようだ。あれは本当に「人質」なのだろうか。


「…確かにおかしいわね。蒸気人間と言えば手当たり次第に街を破壊する悪の権化、今までに意思の疎通ができた人間はいない。でもあの「人質」は蒸気人間と共に行動しているような…感じかしら?」

「(間)…蒸気人間と、あの女の子…なにか関係があるんでしょうか…。」

「そうなのかもしれないわね…。」


ネコと、「人質」を肩に乗せた蒸気人間との攻撃の応酬を双眼鏡で見ながら四分休符は言う。明智妹子に双眼鏡を渡して、次の対応を考える。

「とにかく、人質の確保が最優先。これは変えられないわ。もしあれが人質じゃなくて蒸気人間と何か関わりがある人間だとしても、危害を加えて今後情報を得られなくなったりしたらまずいもの。真亜子ちゃん、真名子ちゃん、ネコとバッタンに改めて命令してもらえるかしら。」

「はーい。」

「はぁい。」


バッタンが真名子に問いかける。何を考えているのかよくわからない丸い目玉が、この時は心なしか期待の色に輝いているように見えた。


「マスター、蒸気人間は破壊してよろしいでしょうか?」

「どうしましょう、少尉さぁん。」

「人質が確保できれば蒸気人間がどうなろうと関係ないわ。派手にぶっ壊して。」

「と、いうことでぇ。バッタン、派手にぃ、ぶっ壊してぇ。」

「かしこまりました、マスター。」


 バッタンは再びネコと蒸気人間が火線で応酬している場に割って入る。ネコの光弾は蒸気人間に確かに命中しているが、あまり大きなダメージを与えていない。蒸気人間の機関銃も全てネコのバーリヤに弾かれており、ネコは全くダメージを受けていない。戦況は膠着していた。


「で、アホ女どもはなんて言ってた。」

「命令、人質の確保。これは変わらん。」

「けっ。面倒だな。」

「ああ、だが、ガラクタは派手にぶっ壊していいそうだ。」

「そうか。」


2体の人造動物が、口の端を持ち上げて笑った。


「なんですの?ゴーレムが1体になったと思ったらまた戻ってきましたわね。まあいいですわ。まとめて破壊して差し上げますわよ!」

ここがマニラ索になりました

えーと、更新を怠っていたおかげで、メインのマニラ索が消滅いたしました。


プリキュア感想倉庫は随分前に役目を終えていましたし、まあ再建しなくてもいいかなあと思ってます。仕事の目処がつき次第、人造ネコはゆっくり書いていきたいんですけどね。なにぶんパソコンに触る時間が短くて困ります。


そんなわけなので、ここがマニラ索のメインページです。

人造ネコ 第16回 人造動物!対!箕面未来!


ネコの両作業腕に光がきらめくと同時に、肩に未来を乗せていた蒸気人間に光弾が命中する。


「な、な、なんですのぉ!いきなりごあいさつですわねぇ、県民陸軍!」


蒸気人間はバランスを崩して膝をつき、未来も肩から落ちそうになったがしがみついて持ちこたえる。


「なんだ…堅いな、あのガラクタ。」


今までの蒸気人間であれば光弾の一撃で破壊できた。しかし、目の前の蒸気人間は二発の光弾を受けているにも関わらず、壊れた様子を見せない。


「どうした、ネコ。早く人質を解放しろ。」


バッタンの相対している蒸気人間たちは、いつものように高速振動刃で切断されてしまっている。あの「人質」をとっている蒸気人間だけが堅いのか。


「わかってる、だが、見ろ、けっ。あいつは本当に人質なのか?」


ネコは作業腕を別の蒸気人間に向けて光弾を放った。当たる。同時に蒸気人間は爆発する。やはり「人質」をとっている蒸気人間だけが堅いのだ。違和感は続く。「人質」は蒸気人間の肩によじ登ると、その上にベンチに座るがごとく自然に腰かけた。


「あのガラクタを乗り物にしている人間なんて聞いたことがねぇ。なんだ、あいつは。」
「確かに、怪しいな。どうする。マスター達からの命令は変わっていない。人質の確保だ。」
「けっ。バッタン。ここは止めておいてやる。アホ女どものところへ行って、新しい命令をもらってこい。」
「それがよさそうだ。ネコ、頼む。」

あああみきたんかわいそうです

お久しぶりです。今日は携帯からなのでタイトルもこんな感じです。内容も。


今週の引きといい、次週の予告といい、みきたんが痛々しくてかわいそうです。


徐々に強化されている(設定が生きてれば)ナケワメーケに対してエスポワールシャワーが通用せず、今のキュアベリーはピーチとパインの足手まといになりかけてます。


常に完璧な自分を目指しているみきたんなので、現状はとても歯がゆいはずです。「どうしてあたしだけ…」と、焦りも見えます。あああみきたんかわいそうです。痛ましいです。なんだか次週予告見た感じだと焦りからシフォンにあたったりとかしそうで本当に痛々しいです。あああ本当に見てられない。でもまたみてねって言われてるから必ず見るけど見てられない。


今見ててこれだけ痛々しいだけに、みきたんがシフォンの信頼を勝ち得て自分のキュアスティックを手に入れた時の歓喜の表情(とバンク)を見たときのカタルシスもきっとすごいはずです。いや絶対そうです。わたし信じてる。


しかし今はみきたんかわいそうです。あああみきたんかわいそうです。来週が待ち遠しいです。あああ。

美希の夢 私プリキュアやめる!!

高画質で録画してる方ぜひ壁紙下さい。

本日は我らがみきたん回…と見せかけて、みきたんがいなくても健気に頑張るラブさんとブッキーの回でした。


プリキュアは、あたしたちは3人じゃなきゃだめなのよ。」
3月末にして、スプラッシュスター劇場版のメインテーマを持ってくるのがすごいなあ、と思いました。SS劇場版の変身シーンは本当にすごいので、泣きながら見てください。しかし、ここでこう言ってしまうと、もしラッキークローバーの4枚目、赤いハートが加わったりしたらどうなっちゃうんでしょう。


総統メビウスの求めるインフィニティが無限の記憶メモリーだとか、みきたんの両親はやっぱり離婚していたとか、ナケワメーケが少しづつパワーアップしているということとか、今回はいろんな設定が出てきました。ちゃんと回収してくれるんでしょうか。ここまでのフレッシュはどうなんだろう、と考えてしまう場面について、ちゃんとこうです、と画面の中で回答を出してくれているので、多分大丈夫だと思うのですが。まあ一番気になるのは謎のおっさん、カオルちゃんの正体ですかね。


それから、プリキュアとナケワメーケの戦いが偶然お花見中継にいたTVカメラに映し出されるというシーンがあったのですが、フレッシュの世界において「プリキュアは不可視の存在ではない」というのがはっきりしてきたように思います。今までだといくつかの例外はあるのですが、記憶から消えてたり、その場にいた人々は消えて異空間みたいなところで戦ってたりしてたと思います。今回の話ではプリキュアの戦いをアナウンサーが実況してしまってます。付け加えれば、アナウンサーははっきり「プリキュア」という単語を口にしていたことから、プリキュアの存在をすでに知っているものと思われます。これらのこともきっと後の話に影響してくるのでしょう。


そして、今回のウエスターさんと、ナケワメーケも笑わせてくれました。普通にお花見に混じってんじゃねえよ(笑)プリキュアラブサンシャインフレッシュが「とびません!」と阻止されたところで吹きました。必殺技阻止ってマックスハートレインボーブレス破壊以来じゃなかろうかと。最後に「後一歩のところだったのに…はいっ!」って飛び降りるところとかもうウエスターさんってば。


やっぱり今回もうまくまとまりませんでした。とにかく、冒頭の読者モデル写真を撮ってるみきたんはかわいい。ババァ2世とか言ってるやつはちょっと表に出てほしい。それくらいかわいいのです。つまり一番言いたいのはそこだと。みきたんはかわいい。はい。ご一緒に。みきたんはかわいい。もう一度。みきたんはかわいい。